2008年11月04日

「思い出を探して、また歩こう」

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年を重ねるごとに、物事が先に進みにくくなると、不思議と過去を振り返りたくなることがある。
今の自分に足りないものはなんだろう?
そう思うと、よく通っていたアーケードを歩いてみたくなる。
少し寂しい風景・・・。変わったものばかりだけど、変わらないものもある。
歩けば歩くほど、あれから変わった風景からでも、昔のことが思い出される。より懐かしく、よりリアルに。
ここでは何も考えずに突っ走ていた自分がいる。
足りないものって、あの頃持っていた勇気。
経験を積み重ねた自分の勇気は、自分を守るためにちっぽけになっていることがある。その勇気を取り戻して、また歩く。
思い出から、また前に進みたくなる勇気をもらう。
ここは単なる過去の道じゃない。未来へ続く道なんだ。

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「自分は若い?渋い?」そんな狭間で揺れるミドルエイジに、ツボな雰囲気の喫茶店「コーヒーショップ森」。

「アエル栄町通り」の脇道にたたずむこの喫茶店は、「大事な時間」を提供して25年。

珈琲とともに過ごすここでの時間は、自分を見つめ直す時間。それは未来を見据えるための時間でもある。

「コーヒーショップ森」へと続く道は「自分の時間を求めに」やってきた人たちの、「未来へ続く」道なのかもしれない。
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posted by けんじ at 14:54 | Comment(7) | 「街角の喫茶店」